ユング心理学2 集合的無意識(普遍的無意識) |
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「集合的無意識」は、直訳です。 これを、日本のユング研究の先駆者である河合隼雄氏は 「普遍的無意識」と訳しました。 いろいろな本をみると、どちらの表現もよくつかわれています。 当サイトでも、どちらの表現も使用しています。 意味は、同じです。 集合的無意識とは ユングが考える「心の構造」は 意識 個人的無意識 集合的無意識 の3層からなると説明されています。 意識というのは 自分で認識できる心です。 個人的無意識というのは 個人の経験から生まれた自分では意識できない心です。 ・自然に忘れ去られた意識内容 ・意識が抑圧した内容(コンプレックス) ・意識されない感覚的な痕跡の内容 集合的無意識というのは 人類全体が共有する普遍的な心です。 この集合的無意識、そのものは、意識的に把握することはできません。 しかし、これらを、直感的なイメージとして認識することができます。 このイメージにはパターンがあり、ユングはこれを元型と呼んでいます。 この集合的無意識という概念は、フロイトにはないものです。 ユング独自の概念です。 ユングが、集合的無意識をいいだした根拠はどこにあるのでしょうか。 ・精神病患者の妄想などに、古来からある神話や宗教のイメージと類似性がある ・深い夢をみると同様な類似性を発見できる ・世界各地に存在する神話に類似性がみられる ある分裂病患者(統合性失調症)の妄想から、ユングは、この集合的無意識を発見しました。 その患者の妄想とは 「太陽から、筒がさがっていて、筒から風が吹いている。筒がこちらを向くと西風が吹き、筒があちらを向くと東風が吹く。だからそれにあわせて首を振っているのだ」 ユングは、ミトラ祈祷書というペルシャ語でかかれた文献に、これと同じ文章を発見する。 当然この患者は、ミトラ祈祷書など知らない。 患者が単なる偶然で、ミトラ祈祷書と同じイメージを抱いたのだとは考えにくい。 そこで集合的無意識を考え出したそうです。 (臨床ユング心理学入門 ユング心理学 1.ユング 2.集合的無意識(普遍的無意識) 3.夢診断 4.共時性(シンクロ二シティ) コラム>マーフィーの法則と共時性 ---- 参考資料 ---- 臨床ユング心理学入門 おすすめ度5★★★★★ ユング心理学の概説書の中で、1番分かりやすい本でしょう。 無意識の世界 おすすめ度5★★★★★ 無意識という概念を説明する本。非常に読みやすく面白い。 タオ心理学―ユングの共時性と自己性 おすすめ度4★★★★☆ ユングの共時性という概念を、道教の「道(タオ)」という概念から説明している。 図解雑学 ユング心理学 おすすめ度4★★★★☆ ユングの思想を簡単に知るには、便利な1冊。 図解 深層心理が面白いほどわかる本―本当のことがホントにわかる! 著者 渡辺 恒夫 おすすめ度4★★★★☆ 深層心理をわかりやすく説明してある本。 自我と無意識 おすすめ度4★★★★☆ ユングの著作の邦訳。無意識について解説しなおすために書かれた本。 |
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