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クーエとはだれ? エミール・クーエ(1857-1926) フランスに診療所を持ち、多くの患者を治療した実績を持っている人です。催眠療法の第一人者で、クエイズムといわれる自己暗示法の創始者です。 クーエ流自己暗示のやり方 (1)催眠誘導実験で被暗示性を高める (2)一般暗示で潜在意識の力を呼び覚ます (3)特殊暗示で個別に治療 (1)催眠誘導実験 催眠状態にする前に『催眠誘導実験』を行います。これは、現代でも当たり前のように行われているものです。それだけ、催眠効果を引き出す役に立つ技術です。 彼の著作『自己暗示』によれば、「組み合わせた両手が離れなくなる」という催眠暗示を与えるという実験です。患者にこの催眠誘導実験を行い、必ず成功させてから、治療にとりかかっています。 これを行う意味は、 催眠という不思議な現象は実在するのだ! と、実感してもらうことにあります。 催眠誘導実験に成功した段階で、あなたは、催眠暗示を簡単に受け入れることが出来るようになっています。普通はこのまま、催眠治療に移行します。 催眠誘導実験の具体的なやり方は、別のページで述べます。 (2)一般暗示 註 ページ数は、「『自己暗示』 著者:C.H.ブルックス/E.クーエ」を引用したものです。 クーエの一般公式 「毎日あらゆる面で、わたしはますますよくなってゆく」 ちなみに英語では 「Day by day, in every way, I 'm getting better and better.」p67 この言葉(暗示語)をくり返すことで、あなたに劇的な変化がおこる可能性があります。暗示の効果があるかどうかは、あなた自身の純粋性に大きく左右されます。自己暗示の力を信じることができなければ何の効果もありません。 以下、自己暗示のコツを紹介しておきます。 @潜在意識は、「もっとも注意を要するわれわれの欠陥・弱点そのもの」を、顕在意識よりもよく分かっています。一般公式は、その力を「もっとも必要な箇所に適用させる」のです。 A自己暗示は、容易な技術なのですが、その最大の敵は努力です。「暗示が簡単に、そして自然にかかればかかるほど、それだけその作用も力強く深部にまで及ぶp69^70」のです。暗示がよく効いたのは「子供達や単純なフランスの農民」たちの場合でした。 B「適正な受容状態をもたらす仕事は無意識の一存にまかせなければならないp70^71」。考えすぎはいけません。受容できたかどうか、たえず気にしていては、必ず失敗します。 Cクーエのやり方を説明します。p70^71 1.ひもを一本用意する。結び目を20つける 2.床についたら、眠るつもりで楽な姿勢をとる。 3.ひもにつけた結び目を手繰(たぐ)りながら、一般公式を20回唱える。 4.自分が聞こえるくらいの音量で、声に出して唱える。唇と舌と聴覚による刺激でいっそう受容することを助ける。 5.なにも考えずに鼻歌を歌っているときのように(無心に童謡を口ずさんでいる子供のように)、単純な気持ちで、努力をせずに唱える。 6.「自意識なしに」唱えることができるようになったら、「・・・あらゆる面で・・・」という言葉を強調して唱える。音量を上げるか、もしくは下げると良い。「あらゆる面で」という言葉がもっとも重要なのである。 D精神を自由に放浪させる。他のところをさ迷っても、よびもどしたりしない。 暗示公式を「子供の気持ちで」繰り返す。 初心者には、これで十分。絶対に守るべき規則は「努力しない」。 朝目覚めたら、起き上がる前に、就寝前と同じ要領で公式をくり返す。 規則正しく公式をくり返すことが、クーエ式の基礎。 唱えおわったら意識の役割は果たされたわけで、後は無条件で無意識に仕事を任せる。 信頼をこめよ!誘導暗示の力を奪うものはただ一つ。こんなことをしても効き目はあるまいという不信の念。p72^73 (3)特殊暗示 これは、個人個人違ってくるものです。 また、逆効果と紙一重の技術になります。 本来、自分の改善したい部分を意識する事は、その意識した状態に力をかすことになります。なので、催眠法をきちんと学んだ催眠療法士なりセラピストなりに指導をうけながら行ったほうがベストです。 クーエは、一般暗示こそもっとも重要で、この特殊暗示は補助的なものと考えています。 【特殊暗示を行う際のコツ】 @昼寝をするように、目を閉じ、ねそべるか、楽な姿勢でイスにこしかける。 A過大な内容の暗示をしない。「つんぼの人が『わたしは完全に聞こえる』と自己暗示をかけるなど、無分別のいたり」といえる。 B正しい状態を暗示する。障害を取り除くことを暗示とするのは上手くいかない。 C「〜したいと思う」「〜するつもりだ」というような言葉づかいは避ける。 D改善はすでに始まっていると断言する。 E暗示語には、「改善の即時開始」「迅速な進展」「完全かつ永久的な治療」という内容を含むようにする。 1.自己暗示の特徴@受容 2.自己暗示の特徴A感情 3.自己暗示の特徴B連想 4.自己暗示の特徴C露頭 5.自己暗示の特徴D努力 6.自己暗示の特徴E指示 7.自己暗示の大原則『努力逆転の法則』 クエイズム>クーエ流自己暗示の方法 自己暗示のコツ>体験を利用したイメージング(暗示) 自己暗示のコツ>単語法のコツ 自己暗示のコツ>自己暗示の音声化のコツ 自己暗示活用術>右脳を鍛える左脳速読法と潜在意識 自己暗示活用術>セラピーと自己暗示 自己暗示活用術>自己催眠 コラム>自己暗示とマーフィーの法則の違い --- 参考資料 --- 自己暗示 おすすめ度5★★★★★ クーエ流自己暗示法がよく理解できる良書。クーエの診療体験談も紹介されています。 自己暗示トレーニング おすすめ度5★★★★★ 自己暗示(自己催眠)の訓練法の解説書。速読や学習法に活かせる実践トレーニングもある。 自律訓練法 おすすめ度4★★★★☆ 自律訓練法のやり方を分かりやすく解説してあります。本書を見れば自分ひとりで訓練することも可能です。 1分間「成功暗示」術―元気が出る、頭がさえる、運がつく! 著者 椋木修三 おすすめ度4★★★★☆ 自己暗示の言葉の例が、たくさんのっていて参考になります。 一人でできる催眠入門―自信がつく、ストレスが消える、健康になる 著者 門前 進 おすすめ度4★★★★☆ イメージを使った催眠法を知ることができる良書。 ※購入するなら 楽天ブックス |
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